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图书馆日文怎么读(图书馆日文)

导语:「日语共读」《图书馆奇谈》(4)

見てみると、たしかにどの本の背中にも、貸しだし禁止の赤いラベルがはってあった。

仔细一看,只见每本书的书脊上,果然都贴着禁止外借的红色标签。

「もし読みたければ、奥の部屋で読んでもらうことになっておる」

“要是你想看的话,只能在后面的房间里阅读。”

ぼくは腕時計を見た。5時20分だった。「でももうそろそろ図書館も閉まる時間ですし、夕食までに帰らないとうちの母も心配しますから」

我看看手表。五点二十分。“可是图书馆马上就到闭馆时间了。我也得赶回家去吃晚饭,不然妈妈要担心的。”

老人は長い眉をひとつに寄せた。「閉まる時間なんぞ問題ではない。わしが良いと言うておるんじゃから、それで良いのだ。それともなにか、わしの好意は気に入らんか?わしはいったいなんのためにこんな重い本を、三冊もかかえて持ってきたんだ?え、運動のためかね?」

老人将长眉毛拧成一团。“闭馆时间之类的不成问题。我老人家说可以,那就可以。难不成我的好意你不领情?我究竟为什么要把这三本重重的书搬过来?啊,难道是为了锻炼身体?”

「どうもすみません」とぼくははやまった。「ごめいわくをおかけするつもりはなかったんです。ただ貸しだし禁止の本だとは知らなかったものですから」

“真对不起。”我向他致歉,“我不是有意要给您添麻烦,只是不知道这些书禁止外借。”

老人は深い咳をして、ちり紙の中にぺっとたんのようなものを吐いた。顔のシミが怒りのためにぴくぴくとふるえていた。

老人沉沉地咳嗽了一气,对着卫生纸呸地吐出一口痰一样的东西,脸上的黑斑因为恼怒颤抖不已。

「知る知らんの問題じゃあないわ」と老人は言った。「わしがお前くらいの年のころにはな、本が読めるというだけでしあわせじゃった。時間がおそいだの、夕食におれくるだの、なにをくだらんことをぬかすか」

“这可不是知不知道的问题。”老人说,“我像你这么大的时候,只要有书可读就很幸福啦。什么天色已晚,赶不上吃晚饭了,别扯这种废话!”

「わかりました。30分だけここで読んでいきます」とぼくは言った。ぼくはなにかをきっぱりとことわるのがにがてなのだ。「でもそれ以上は、ほんとうにだめなんです。小さいころ、道を歩いているときに黒い大きな犬にかまれたことがあって、それからは、ぼくの帰りが少しでもおそくなると、母は変なふうになってしまいます」

“知道了。那我就在这里看三十分钟。”我说道。我很难断然拒绝别人。“但真的不能再长了。小时候走路时,我被一只大黑狗咬过。从那以后,只要我回家稍微晚一点,妈妈就会心急如焚。”

老人の顔が少しだけなごんだ。

老人的脸色稍微平和了一些。

「ここで本を読んでいくのだな?」

“那么你要在这里看书了?”

「はい。読んでいきます。30分くらいなら――」

“是的。我要看。如果是三十分钟左右……”

「それなら、こっちにおいで」と言って、老人はぼくを招いた。ドアの奥はほのぐらい廊下になっていた。寿命が切れかけたような電球が、ちらちらと揺れる光を放っていた。

“那好,到这边来。”老人说着招手示意。门后面是一条幽暗的走廊。一盏似乎寿命将尽的电灯,忽闪忽闪地放出摇曳不定的光。

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