图书馆日语怎么说(图书馆日文)
导语:「日语共读」《图书馆奇谈》(1)
図書館はいつもよりずっと、しんとしていた。
图书馆比平时安静得多。
僕はそのとき新しい革靴をはいていたので、灰色のリノリウムの床を歩くと、こつんこつんという硬く、かわいた音がした。なんだか自分の足音じゃないみたいだ。新しい革靴をはくと、足音になれるまでに、けっこう時間がかかる。
我那时穿了一双新皮鞋,走在灰色油毡地板上,发出嘎吱嘎吱的生硬空洞的声音,听来仿佛不是自己的脚步声。每穿上一双新皮鞋,都得花上很长时间才能习惯自己的脚步声。
貸しだしコーナーには、見たことのない女の人が座って、ぶあつい本を読んでいた。左右のはばがとても広い本だ。右の目で右側のページを読んで、左の目で左側のページを読んでいるみたいに見えた。
借书处坐着一个从没见过的女人,正在读一本厚厚的书。是左右宽幅极宽的那种。看上去就像在用右眼读右边那页,左眼读左边那页。
「すみません」とぼくは声をかけた。
“不好意思。”我招呼道。
彼女はばたんという大きな音をたてて、本を机の上に置き、顔を上げてこちらを見た。
啪嗒一声巨响,她将书拍在桌上,抬眼朝这边扫过来。
「本を返しにきました」とぼくは言って、抱えていた二冊の本をカウンターの上に置いた。一冊は『潜水艦の作り方』、もう一冊は『ある羊飼いの回想』だった。
“我来还书。”我说道,把抱在怀里的两本书放在柜台上。一本是《潜水艇制造法》,还有一本是《牧羊人回忆录》。
彼女は本の表紙をめくって、貸しだし期限を調べた。もちろん期限内だ。ぼくは日にちや時間の約束はきちんとまもる。母にいつもそうするように言われているからだ。羊飼いも同じだ。羊飼いが時間をまもらないと、羊たちはとんでもなくとりみだしてしまうことになるから。
她翻开封面,查看借阅期限。当然是在期限之内。我恪守日期与时间,因为母亲总是告诫我要这么做。牧羊人也一样。牧羊人如果不守时,羊群就会张皇失措、乱不成群。
彼女は貸しだしカードに「返却」のスタンプをいきおいよく押し、それからまた読書にとりかかった。
她用力在借书卡上盖上一个“已还”的印章,又继续看起书来。
「本を探しているんですが」とぼくは言った。
“我想找一本书。”我说。
「階段をおりて右」とその女の人は顔もあげずに言った。「まっすぐ進んで、107号室」
“下楼梯右转。”那女人头也不抬地说道,“笔直朝前走,一〇七号房间。”
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